猛暑のソウル・大邱てくてく3泊4日(前泊含め4泊5日)

道いっぱいに広げられた唐辛子。三清洞にて    ヨンサン電子ランド


8月9日(月)
 名古屋前泊のいい点は早起きせずに空港へ行くことができ、しかも午後2時過ぎにはソウルの宿へ到着できることだ。行きのJAL983便は名古屋10:00→インチョン12:05である。しかもこの日は予定よりも20分ほど早く到着した。JALの名古屋便ということもあり機内食は太巻き2個にシャケ、煮物が少々、あとはすこしのデザートであった。
 インチョン空港ビルの外へ出てあまりの暑さに驚く。
ここからはいつもノンストップのソウル駅行きバスに乗る。バスを待っていると、係りの人が次のバスはあと10分くらいで来ると教えてくれた。空港でレンタルした携帯でソウルの友達に電話をする。今夜は一緒に食事をする予定だ。安国駅1番出口に18時の待ち合わせと決めた。なにやら、北朝鮮の料理を出す店に連れて行ってくれるらしい。
 バスは45分ほどでソウル駅に到着した。今までで一番短い所要時間だった。今回もチョゲ寺隣のサモモーテルに泊まろうと思っている。で、地下鉄に乗るべくソウル駅の地下へエスカレーターで降りたところで2人組の警官に職務質問された。

警官:こんにちは!!@#$%#、身分証を見せてください。(韓国語)
私:身分証ですか?私は日本人の観光客なんですが。(韓国語)
警官:そうですか。でも、みせてください。(韓国語)
私:(警官にパスポートを見せる)
警官:(私の顔とパスポートを見比べて)#@$%、日本語をしゃべってください。(韓国語)
私:え?日本語ですか?(日本語)
警官:すみませんでした。いいですよ。(韓国語)

 以上のような会話が行われた。でも、日本人に向かって「日本語をしゃべってください」はないでしょう(笑)
それにしても今日のソウルは本当に暑い。夏に韓国へ来たのは3回目になるがこんな暑いのは初めてだ。見慣れた鍾路の風景が見えてくる。相変わらず活気がある街だ。故郷へ帰ってきた気分だ。
 サモモーテルのフロントで空室を尋ねると大丈夫なようだ。フロントにはいつものちょっと控えめなお兄さんがいた。ついでにあさっての宿泊もここで予約した。いつも利用するサモモーテル。ここの部屋から隣のチョゲ寺の参拝客を眺めているとなんだかほっとしてくる。
                         
 荷物を置きソウルの街へ出る。・・・・暑い。まずはあるいてヨンプン文庫へ行く。いつもなら歩いて15分くらいの教保文庫まで行くのであるが、とても15分も炎天下の中歩く気力がない。ここで「美味しんぼ」や「クレヨンしんちゃん」などのハングル版の漫画と韓国映画のVCDを数本買う。前から欲しかった「オリンシンブ」や「ポリウルの夏」などをゲットできた。
                                 
 次に韓国観光公社。ここはヨンプン文庫からすぐである。明日、あさっての大邱行き用の地図を入手するためだ。ここで頂いた地図は現地で本当に役に立った。
 その後は地下鉄でヨンサンへ。電子商街のトッケビマートで韓国ドラマのDVDの買う。これまた以前から欲しかった「ランラン18歳」のDVDBOXを入手できた。もっとヨンサンでVCDやDVDを見たかったのだが友達との待ち合わせ時間もあるし、明日のKTX(高速鉄道)での東大邱行きチケットも予約しにいかなければならない。ということで再びソウル駅へ。KTXの時刻表は窓口付近に小冊子となって自由にもらえるようになっている。
 窓口の人に希望の列車をいうと、画面に希望列車とその前後の列車の残席数が表示される。今回も私は特室(グリーン車)のチケットを予約した。ソウル駅構内で各列車の出発、到着アナウンスを聞いていると今すぐにでも大邱へ行きたくなってしまう。
 この辺りで友達との待ち合わせ時間が近づいてきた。待ち合わせの安国駅へ向かう。場所は1番出口だ。
 無事、友達と3ヶ月ぶりの再会、友達はタクシーを捕まえた。三清洞という街にある北朝鮮料理を出す店に連れて行ってくれるとの事。三清洞は景福宮の北に位置する街だ。もちろん私は初めてである。画廊やカフェ、ブランド品の店が目立つが昔ながらの家も多く残っており街自体は古い感じだ。メインストリートでタクシーを降り友達にいろいろ案内してもらいながらお目当ての店まで歩く。こういう街が鍾路からわりと近くにあるとは全く知らなかった。
 時間があるときにゆっくりと歩いてみたい街だ。
 目的の雪木軒(ヌンナムチプ)という食堂に入る。とても小さな食堂で初めて一人で行くと見つけにくいかもしれない。
 おすすめはククスキムチマリという、麺料理だそうだ。薄いキムチ味の冷やしカルククスといった感じだ。さっぱりしていてとてもおいしい。ただ、北朝鮮料理とはいえ、これを現在、北朝鮮の一般人が食べているかどうかは疑問であるが。これにコショウ風味のトッポッキを注文した。これにおかずが数品目。おかずはキムチだけではなく、厚揚げやトドリムクも出てきた。キムチは全体にかなり薄味でこれもまた楽しめた。
 このあと、インサドンへ行き伝統茶店でミスカルを飲んだ。きな粉の甘いお茶である。昔懐かしい味がする。
 この食堂と伝統茶店で友達と久しぶりの再会話を楽しみ、友達とはここで別れた。私はこのあと、鍾路のミュージックランドへ向かった。コヨーテのアルバム6集を買うためである。このアルバムの中の「ディスコ王」と「花火」はお気に入りである。
 で、さらにいつも行くPCバンへ。ここは日本語入力ができるのでいつも利用している。
 夜になってもこの日のソウルは本当に暑い。
  
写真左から食堂「ヌンナムチプ」、「コショウ風味のトッポッキと各種おかず」、おすすめの「ククスキムチマリ」

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