韓国ドラマ「あんぱん」ロケ地・全州旅行記(2006年1月4日〜1月7日)・2日目
   

1月5日(木)
今日から全州へ行くことになっている。
大きな目的は韓国ドラマ「あんぱん」のロケ地めぐりであるが、その他にも時間をかけてゆっくり見て回りたいと思っている。
全州はちょうど昨年の今頃も訪れて結構気に入ってしまったのである。
明け方4時半、例によって宿泊しているサモモーテルのお隣のチョゲ寺からお経と太鼓の音が聞こえ始め、目が覚めた。
目が覚めてもオンドル部屋のおかげで室内はぽかぽかだ。
窓を開けるとそれは冷たい空気が入ってきてびっくりした。
6時過ぎ、テレビニュースをつける。
ソウルの現在の気温はなんとマイナス11度だそうだ。
ゆっくりと荷物をまとめて出かける準備をする。
昨晩、寝る前より今日着る服をオンドルの床一面に広げておいたので服もぽかぽかになっている。
フロントではまだアジョッシが寝ていたのでキーを静かに返して外へ出た。
まだ真っ暗である。痛いくらいに寒い。
地下鉄で江南高速バスターミナルへ向かう。
ここへ来ると各方面行きのバスがずらっと並んでいてなんだか楽しくなってくる。
全州までは優等高速バスで15000W、2時間50分の所要時間だ。
窓口で全州行き8時20分発のチケットを頼んだらすんなり買えた。
全州行きはだいたい10分おきに出ている。

バスは1時間半ほど順調に高速を走った後、15分の休憩のために途中の「サービスエリアに寄った。
私はまだ朝食を食べていなかったのでサービスエリアの売店へ韓国海苔まき(1パック2500W)を買いに行った。

サービスエリアの売店の様子を見に行くのは楽しみの一つである。
演歌のCDを売る店もこの寒いのにちゃんとでている。
再びバスは発車、先ほど買った韓国海苔まきを食べながらぼんやりと外を見る。
とても良い天気だが、全州が近づくにつれて積もった雪がかなり残っているのが見られるようになってきた。
11時ごろ、全州高速バスターミナルに着いた。あちこちにかなり雪が残っている。
昨年訪れたバスターミナル前のワイキキビーチサウナ、健在だ(笑)
2回目の全州ということもありなんだかほっとする。
タクシーを拾って慶基殿まで行く。
この近くに今日泊まろうと思っているスマンモーテルがあるのだ。
ふだんHPでお世話になっている方のブログを見てこのモーテルのことを知り、泊まりたいと思っていたのである。
また韓国ドラマ「あんぱん」ロケ地めぐりを考えるとかなり立地がよいのだ。
慶基殿から5分ほど歩き、モーテルはすぐに見つかった。
が、5分歩いただけでかなり寒い(^^;)
路地にはたくさん雪が残っているのでなおさらだ。

モーテルへ歩いて行く途中、何か視線を感じたので見ると民家の柵から猫が3匹こちらを見ていた。
思わず笑ってしまった。
スマンモーテルのフロントへ行く。
初めて泊まるところはワクワクする。
フロントには小さな窓があり、私が行くと窓が開いて若いアジョッシが顔を出した。
今日1泊したいのですが、というと部屋は空いていて、1泊30000Wだそうだ。
即OKしてチェックインを済ませた。
このアジョッシは私が日本人だとわかるといろいろと話しかけてきてくれる。
伝統家屋村はこの近くにあるから教えてあげますとか、ビビンバを食べに行くなら家族会館がいいよ、とか(笑)
部屋は広め、とても清潔に保たれていて気持ちよかった。
  
床はもちろんオンドルで暖まっているし、ベッドは手元のスイッチを入れるとぽかぽかになるし、冷蔵庫には水やファイブミニ?など入っている。
しばらくぽかぽかのベッドで休んだ後、さっそくロケ地めぐりへ出かけた。
ここからは私が訪れた韓国ドラマ「あんぱん」の各ロケ場所の紹介をしていくことにする。

このドラマのシンボル的存在。ソニの家。ガランが一緒に住んでいるという設定だ。実際はパンソリ伝授所とあり、中から時々伝統音楽も聞こえていた。
なお、ドラマに出演していたと思われる白い犬(イ次長が嫌いだった犬)もなんと庭にいた!
時々、大学生風の学生が数名出入りしていた。
木戸の横にはドラマ「あんぱん」の説明文が貼られており、ここが撮影場所だと書かれていた。
場所:伝統家屋村内。リベラホテルのすぐ裏手にある。

わかってはいても実物を見るとお〜っ!!と感激してしまう。これがロケ地めぐりの醍醐味。
ソニの家の前からリベラホテル方面を見た光景。このカットはドラマの中で何度も出てくる。ガランとナムジュンがふざけ合いながら出てきそうな感じだ(笑)
ドラマの14話以降、2回ほど登場するカルグクス屋。
ドラマの中でガランがここでとても美味しそうにカルグクスを食べているのを観て私も必ず行こうと思っていた(^^;)
私が行ったときは13:30頃であったが客は次々と来ていた。
ドラマではユ社長がこの店の前に黒い車を止めて店内に入っていく場面もあった。が、実際これはかなりひんしゅく物。駐車場はちゃんと完備されているし、店の前の道路は決して広くはないのだ。

店名:ベテランカルグクス
場所:慶基殿前より歩いて2〜3分ほど。この店の前の道を左へ行くと慶基殿にぶつかる。
これがあのカルグクス。
確か3000W。
スープの上の茶色い粉は黄な粉のような麦焦がしのような味がした。
スープは濃厚でダシもよく出ており、本当においしかった。溶き卵も入っていていうことなし。
外のあまりの寒さに手がかじかんでしまって、この金属の箸をうまく使えるまで時間がかかってしまった(^^;)
店員さんたちの対応も大変良い。
次回機会があればここは必ず再訪したい。
ハンガラン先生が自転車で通うインハ小学校。ヒョジャ洞にある。
とてもソニの家からは歩いてはいけない。
このカットもドラマの中でたびたび出てくる。
ドラマの中ではガランが自転車でここまで通う設定だがう〜ん、ちょっときついかなあと思った(^^;)
ちなみに私はソニの家付近からタクシーを拾って行った。
所要約15分。途中、坂もあったし車両の通行料も多いし(^^;)
実際は全州ヒョジャ小学校という名前。
張り紙によると校庭は夕方まで開放されているようだったので中に入ってみた。
こんな感じ。小学校の校庭はやはり懐かしい感じがする。
豊年製菓中央店。ガランとナムジュンがあんぱんを食べに行った所(笑)
豊年製菓自体はチェーン店なので全州のあちこちで見かけると思われる。
場所:客舎より歩いて3〜4分。

左から豊年製菓のビニール袋、あんぱん、クリームパン。
このビニール袋はドラマでもバッチリうつっている。
あんぱんはパン生地自体が日本のよりも甘めなので食べやすかった。
店内は各種パン類のほか、クッキーやケーキなども売られていた。
ミンジュン書館。ガランが授業の準備のために本を買いに行き、ユ社長と会った所。
ガランは店内で座り込んで本を読みふけり、ユ社長に見られてしまう。
場所:客舎より歩いて4〜5分。
ソニの運転する車とユ社長の車がぶつかった交差点。これがきっかけでソニやガランとユ社長やイ次長とのお付き合いが始まる。
慶基殿からオモクデへ向かう途中にある。

ロケ地めぐりはこんなところだが、じっくり見て回ったので予想以上に時間がかかってしまった。
なお、教会は全州市外にあることが分かり今回行くのは諦めることにした。
慶基殿そばの殿洞聖堂とは違うので念のため。実際はナバウイ聖堂という場所を利用しているようだ。
このあと休みがてら私は慶基殿そばの伝統茶を飲ませる店へ行った。
体も冷えてきたしちょうど良い。
ここで私はオミザチャを飲んだ。
注文するとお店のお姉さんは店内に点いている大きなストーブの上のやかんを持ってきてあつい麦茶をまず入れてくれた。
オミザチャはなんだかほっとする味だ。
店内に流れる韓国の伝統音楽も心地よい。
体が温まったところで再び伝統家屋群の中を散策する。
付近に川があったがなんと凍っていた。

子供たちが珍しそうに遊んでいる。
この辺りは懐かしい感じのする個人商店が多い。
看板にはスーパーマーケットと掲げてはいるが実際は小さな昔ながらの雑貨屋さんだ。

夕方、スマンモーテルの近くで見つけたパンヤランドというチムジルバンへ行った。
やはり大きな風呂に浸かってゆっくりと温まり、暑いが心地よいチムジルバンでゴロゴロするのが一番だ。
夜は全州名物のコンナムルクッパ(もやしクッパ)を食べに行く。
ビビンバは前回食べたので今回は控えた。
スマンモーテルから少し歩くとあちこちにコンナムルクッパの看板を掲げた食堂を見つけることができる。
1軒の食堂に入る。
コンナムルクッパしかメニューがない(^^;)
コンナムルクッパ、もやしのスープご飯だとあまり期待はしていなかったのだが裏切られた。うれしい裏切られ方だ(笑)
おかずが多いし、クッパのスープもダシがとても美味しい。
こんなたくさんの量で4000Wである。

食事にとても満足してモーテルへと戻った。
明日は市外バス、路線バスなどを乗りついで内蔵山へ行く予定だ。

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