タイトル MOON大ペット王 (第1話、第2話)
内容(参照)
「小学三年生 1992年11月号」より
初出掲載誌 小学三年生 1992年10月号、11月号
発行元 小学館
単行本 未収録


<解説>

 初めて高橋先生が児童漫画に挑戦した作品だ。もともと子供キャラを描くのもうまかったが、子供キャラが中心となったのはやはりこれが初めてだ。

 翔太とりん子のコンビは、子供版の乱馬とあかねというイメージがある。しかし、本来かわいい動物を大型の(外見的にはあまりかわいくない)味のあるキャラにするテクニックは、毎度のことながら素晴らしい。

 また、巨大なうさぎ型宇宙人のMOONに対して平然と接する翔太の母…。お世辞を言われてコロっと愛想がよくなってしまうところなど、るーみっく作品らしさも見られる。

 さすがに、完全に児童向けなのでストーリーは単純だが、ノリはなかなかだ。この第1話と第2話では翔太の高所恐怖症克服がストーリーの中心となっている。最後に、MOONは宇宙へと帰ることになるのだが、太りすぎて帰れずに居ついてしまうあたりは、お約束のエンディングだ…。(笑)

 ちなみに、この第1話、第2話は、翌年(1993年)の10月号、11月号にもそのまま掲載された。


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