間違いだらけのネットワーク作り(1301)2024/2/3
ISDN終了(1301)

先週土曜日の第95回情報化研究会は20名が参加、その後の句会には15名参加してにぎやかでした。 昨年10月の句会には指導してくれる先生がいなかったのですが、今回は杉山望先生が事前に選句した上で参加してくれました。
会員が作った22の俳句一つ一つについて作者と会話しながら、指導してくれました。 自分が作った句への指導だけでなく、他の人へのアドバイスも大変勉強になりました。 次回は春の句会として4月に開催します。

ISDNが終了

1月31日にISDNサービスが終了しました。 正確にはISDNのすべてが終了した訳ではなく、データ通信サービスが終了しただけで通話サービスは従来どおり継続です。 大きな変化は電話の中継網が回線交換網(PSTN)からIP中継網へ切り替わったことです。
全国の数100の交換機を切り替えたそうですが、何事もなかったかのようにISDNが終了したことも、PSTNがIP網になったことも報道されませんでした。 トラブルが発生していたらニュースになったのでしょうね。 これだけの移行を何事もなくやってのけたNTT東西は大したものだと思います。
【参考記事】NTT東西が全国の固定電話をIP網に移行、100年以上続いた電話の仕組みが一変

ISDNは1988年にサービスが始まりました。 当時、私は日本電信電話株式会社関西データ通信事業部(NTTデータがまだNTTから分離独立していなかった)に所属していて、銀行を担当していました。
ISDNが注目されていたので、そのセミナーを開催しました。 テキストの表紙と当時郵政省にいた稲田修一さん(現早稲田大学リサーチイノベーションセンター教授)の講演の表題です。

ISDNは終わり、NTTはIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)を推進しています。 NTTによると「IOWN構想は現在のネットワークインフラでは実現できない、新たな世界、豊かな社会を実現する革新的な取り組みです。NTTが発明した「光電融合技術」を用いることで大容量、低遅延、低消費電力を兼ね備えた革新的なネットワーク基盤・情報処理基盤の構築を目指す、3つの技術的な要素で構成されています。」ということで、3つの技術とは「オールフォトニクス・ネットワーク」、「コグニティブ・ファウンデーション」、「デジタルツインコンピューティング」だそうです。 2030年には広く実用化するとのこと。 成功するといいですね。
【参考記事】次世代ネットワークの推進を 宇治則孝氏:日本経済新聞

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