間違いだらけのネットワーク作り(1300)2024/1/27
SLIMの月面着陸(1300)

今日は第95回情報化研究会の開催日です。 後半で句会をするのですが、その準備もあるのでさっさとHPの更新をすませたいと思いながらキーボードをたたいています。

SLIMの月面着陸

1月20日に無人探査機「SLIM」が月面着陸に成功しました。 そんなプロジェクトがあること自体知りませんでしたが、月面着陸に成功したのは世界で5か国目だとか。
月面探査機 JAXA 世界初の「ピンポイント着陸」に成功と発表
タカラトミー「SORA-Q」が月面着陸機「SLIM」の撮影に成功
SLIMの打ち上げは昨年9月7日にH2Aロケットで行われました。 別の衛星を軌道に投入した後、SLIMが月へ向かう軌道に送出され、月を周回する軌道に入って着陸したのです。 着陸目標地点からの誤差が100メートル以内というピンポイント着陸に成功したのは世界初だそうです。 これまでは数キロから10数キロの誤差があったそうなので、かなり正確な着陸ですね。
残念ながらメインエンジンの1つが脱落したため、逆さまになった姿勢で着陸。 太陽電池が太陽の方を向いておらず、発電不可の状態だそうです。 これが減点要因で、JAXAの自己評価は60点とのこと。
しかし、SLIMに搭載されていた変形型月面ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)」(愛称「SORA-Q」)が送って来た写真を見ると、月まで行ったのだなと実感できました。 LEV-2はタカラトミーが中心になって開発したようで、直径約80mm、質量約250gという小ささです。 それでも、SLIMの位置をとらえて写真を撮影して送って来たのだから大したものです。
私が小学6年生のころ、世界はアポロ計画にわいていました。 「6年生の科学」という学研の雑誌には月球儀が付録についていて、机の前にぶらさげていたのを覚えています。 宇宙、ロケット、科学といったものに強いあこがれを持ったものです。 今回のSLIMやLEV-2を見た子供たちが科学やモノ作りに興味を持って、下り坂の日本が少しでも上を向くといいですね。

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