間違いだらけのネットワーク作り(1278)2023/8/26
NECのクラウド用仮想ルータ(1278)

先日の夕方、何気なくNHKのニュースを観ていたら、「メガコンテナ船」と呼ばれる世界最大級のコンテナ船が運用を開始したというニュースが流れました。 全長400メートル、最大の高さが25階建てのビル相当の70メートルです。 この船を建造した造船所は愛媛県西条市にある今治造船でした。 西条市は私の地元です。 こんな最先端、最大級のコンテナ船を造れる企業があるのだ、とちょっと誇らしく感じました。

愛媛 大手造船会社が建造 世界最大級のコンテナ船 運航開始

NECのクラウド用仮想ルータ

ちょっと気づくのが遅かったのですが、NECが今年4月にOracle Cloud用の仮想ルータの販売を始めていました。

UNIVERGE IX-V100

クラウドで使える仮想ルータとしてはYAMAHAのAWS用仮想ルータ「vRX」が有名で、@ITのコラムでも取り上げたことがあります。 AWS上のvRXに最大6000台の物理ルータを接続することができます。

AWSでサードパーティーの仮想ルーターが活躍する理由とは?

AWSは仮想ルータを持っています。 それでもvRXが有用なのは多くの物理ルータを接続できるだけでなく、YAMAHAの物理ルータとの間できめ細かな制御ができること、AWSの仮想ルータは突然の仕様変更があって運用に難があるがvRXは安定して運用できる、からです。

NECのUNIVERGE IX-V100は物理ルータの接続は最大1000台なのでvRXより収容能力は少ないです。 仮想ルータの対象としてOracle Cloudを選んだのは通信量に対する課金が安いからだそうですが、そもそもOracle Cloudのユーザーがそんなにいないんじゃないか、というのが気になるところです。 AWS用も今後検討されるようです。

クラウドは企業ネットワークの中心になっているので、これからますますvRXやIX-V100のような仮想ルータの活用が広がるでしょう。

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