間違いだらけのネットワーク作り(1235)2022/10/22
海底ケーブルはどう作られている?(1235)

読書の秋ですね。 私は読書の秋だから本を読むなどということはなく、寝る前に活字を読まないと眠れないので、毎晩本を読んでいます。 ただ30分も読むと眠くなるので、月に2、3冊しか読んでいません。 今読んでいるのはスペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤについて書かれた本です。 作家の原田マハさんのマハはゴヤの代表作「裸のマハ」からとられたものです。

以前読んだ、「長寿と画家」という本でゴヤが最晩年に自画像に書いた言葉、「俺はまだ学ぶぞ」を知ったのですが、いったい何を学ぼうとしていたのか知りたくなったからです。 まだ途中ですが、最後まで読んでも分からないかも知れません。

海底ケーブルはどう作られている?

インターネットを始め、世界の通信を支えている海底ケーブル。 海底ケーブルに浅い海用と深海用があることをこの記事で知りました。

海底ケーブルはこうやってつくられる、世界3強の一角占めるNEC子会社工場に潜入

海底ケーブル敷設業界の世界市場シェアの分析

銅被膜をするまでの工程は浅い海用と深海用、共通。 深海用は銅被膜の上にポリエチレンで外装すると完成。 海流が少なく船のイカリなどの障害物もない深海用のケーブルはケーブルの保護を厳重にする必要がないのでシンプルなのだそうです。 浅い海用は海流が強く、障害物も多いだめケーブルを保護するため銅被膜の後、外装工程があるとのこと。

日本に海底ケーブルが敷設されたのは1870年(明治3年)でデンマークの会社が長崎・上海間と長崎・ウラジオストック間にそれぞれ1心の電信ケーブルを敷設したのが最初だそうです。 ずいぶん早いですね。

その後、日本海底電線株式会社と大洋海底電線株式会社の2つの会社が出来、1964年(昭和39年)2社が合併し日本大洋海底電線株式会社が発足、1999年に社名がOCC(Ocean Cable&Communications)に変更。 2008年にNECと住友電工がOCCを買収。

OCCの世界シェアは18%。 2020年には30%だったので減っています。 競争に負けることなく、シェアを伸ばして欲しいものです。 NECは半導体にしろ、パソコンにしろ、調子が悪くなった事業をすぐ売り飛ばすので、そんなことにならないことを期待しています。

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