間違いだらけのネットワーク作り(1233)2022/10/8
Zoom Phoneでの0AB-J番号提供(1233)

木曜、金曜と雨だったので、今日3日ぶりに小金井公園を歩きました。 気温18度、歩くにはちょうどいい気温です。 空気には秋らしいにおいがします。 空には秋の雲が広がって、気持ち良く歩けました。



Zoom Phoneでの0AB-J番号提供

固定電話向けの電気通信番号である0AB-J番号(03や06で始まる電話番号)は電話端末の位置が固定していること、通話品質がクラスAを満たすこと、という厳しい規制がありました。 しかし、コロナ禍以降、テレワークが一般化し、在宅勤務中に会社の代表電話(0AB-J番号)にかかって来た電話をスマホで受電する、といったクラウドPBXのサービスが当たり前になりました。

Zoom Phoneでもそれは昨年から可能になっており、9月26日の私のコラム、「5000台規模のZoom Phone、千代田化工建設がわずか4カ月で導入に成功した理由とは?」で紹介したとおり、千代田化工建設では社員のスマホに0AB-J番号を付与しています。 社員が大阪に出張していても、スマホからZoom Phoneで発信すると相手には045で始まる番号が通知されます。

このような0AB-J番号の使い方については総務省から「デジタル社会における多様なサービスの創出に向けた電気通信番号制度の在り方」という答申が昨年12月に出ています。下図は答申からの引用です。



この図はZoom Phoneでやっていることそのものですね。 0AB-J番号の利用上の規制はずいぶん緩和されました。 これを生かしたクラウドPBXで、オフィスに引き込まれている固定電話回線やそれを収容するゲートウェイ、レガシーなPBXはすっかり不要になりますね。

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 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp



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