間違いだらけのネットワーク作り(1219)2022/7/2
つなげられない5G(1219)

先週土曜日、梅雨明け直後のような暑さだと書きました。 実際、明けていたのですね。 ひどい暑さです。 今日は休日でゆっくり起きたので、ウォーキングはしませんでした。 8時の時点で30度を超えているので歩くのは危険です。 明日も朝はゆっくりしたいので歩くのは休むつもりです。

つなげられない5G

5Gの活用が広がらないのは「実利の壁」と「接続の壁」があるからだ、とITmediaのコラム、「企業の5G活用に立ちはだかる『2つの壁』とは?」に書きました。 「接続の壁」とはモバイルロボットやドローンなどを5Gに接続するデバイスがない、ということです。 「つなぎたいモノをつなげられない」から5Gは普及しないのです。

ローカル5Gの接続用デバイス開発の記事が出ていました。

「スマホとは違う、ローカル5G向けデバイスに求められる“信頼性”とは 」

車載用のローカル5G・接続デバイスです。 まだ評価用の製品であって、実用品ではありません。 不思議なのは車載用なのになぜ「ローカル」5Gなのか、ということ。 クルマは公道を広範囲に走るのですから、ローカル5Gではなくキャリア5Gでないと使えません。 工場で使うAGVなどで使うにはいいかも知れません。 産業用の装置はとにかく耐久性が求められるので。 ローカル5Gで使える接続デバイスはわずかな種類のルータがあるくらいです。 それらは産業用として使うには不十分なスペックです。

キャリア5Gも「つなげる」デバイスがないのは同様で、産業ロボットを接続するためにコンシューマー用のモバイルルータを使っている状況があります。 一言で言えば「キャリア5Gはスマートフォンのためのネットワーク」であって、スマホ以外をつなげるのは大変なのです。 だから、ドローンをキャリ5Gに接続するにも、プレイステーションを接続するにも「スマホ」を接続デバイスとして使っているのです。 こんな状況でよくキャリアは「5GでDXしよう」などと提案できるものです。

ローカル5G、キャリア5Gとも、「つなげられる5G」にすることが第一の課題です。

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