間違いだらけのネットワーク作り(1101)2020/3/21
ドコモの5Gソリューション

好天の連休で、気持ちがいいですね。 家の近くの小金井公園は桜の名所ですが、まだ一分咲きにもなっていません。 ニュースで見る上野の桜はけっこう咲いているのですが、小金井は気温が低いせいかも知れません。 しだれ桜やこぶしは今が満開です。 公園ではマスクをしている人は少なく、大道芸人が演技をしている場所は人が密集していましたが、コロナなど気にも留めず大きな笑い声があがっていました。 フランスでは公園への外出すら禁止されているのに、のん気なもんです。 これでいいのかなあ、とも思いますが。





ドコモの5Gソリューション

3月25日にNTTドコモが5Gのサービスを始めます。 サービス開始と同時に22のソリューションを提供するそうです。

「5G」に対応した22のソリューションを提供

単に5Gという通信サービスだけを提供するのではなく、端末、アプリ等を含むソリューションとして提供するのは今までの通信事業者になかったビジネスモデルではないでしょうか。 2008年のNGNでも似たようなことをしようとしましたが、まったくの失敗に終わりました。 5Gではどうでしょう。

ドコモのWebサイトでは22種類のソリューションのそれぞれをかなり詳しく解説しています。 これを読むと5Gの特徴を生かす使い方が良く分かります。 5Gのいい教科書だと思います。 2つだけここに引用します。
 

製造機器一括分析ソリューション「FAAP」





現場データをリアルタイムに収集・分析し高解像度画像を使った不良品検出が可能とのこと。 私が上の図で注目したのは工場内の5Gの通信設備をドコモが用意していることです。 そうです。 わざわざユーザーが面倒な手続きと高コストな設備投資をしてローカル5Gを導入しなくても、ドコモの5Gで充分だということが分かります。

超短遅延ライブ中継機「Smart-telecaster Zao-SH」



5Gと言えば「超低遅延」ですが、そう言わずに「超短遅延」というのが苦しいところです。 35ミリの遅延では超低遅延とは呼べませんね。 初期の5GサービスはNSAなので、超高速、超低遅延、多数端末接続という3つの5Gの特徴のうち、実現できるのは超高速だけです。 35ミリという遅延はLTEレベルです。 それでも狙いは遠隔地の建設機械やドローンの操作となっています。 ちょっと危ない気がします。

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